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歯肉形成外科手術|歯周病専門医が行う歯ぐきの再建治療について2013.07.07
歯肉形成外科手術|歯周病専門医が行う歯ぐきの再建治療について
歯を失った部分では、時間の経過とともに歯ぐき(歯肉)や周囲の骨がやせてしまい、
見た目に影響が出る場合があります。
そのような歯ぐきのボリューム低下に対して、歯肉を再建する処置を
歯肉形成外科手術と呼びます。
歯周病治療を専門とする歯周病専門医は、歯肉組織を丁寧に扱う高度な技術を必要とする処置に精通しており、
周囲の組織と調和した自然な状態へ導くことを目指した治療を行っています。
治療方法は患者さんの状態や希望に応じてさまざまであり、
適切な方法については高度なスキルを持った担当医と相談しながら判断することが大切です。
院内勉強会での症例紹介
毎週金曜日は、American Board of Periodontology(米国歯周病専門医機構)メンバーである 西堀 雅一先生の院内勉強会に参加させていただいています。
こちらで開催されている勉強会: Interdisciplinary Study Club Tokyo 西堀歯科勉強会
2013年6月28日には、ボストンのタフツ大学歯学部歯周病学大学院を卒業され、 米国歯周病専門医資格(Board Certified Periodontist)を取得された 二階堂 雅彦先生による症例紹介が行われました。
(以下は勉強会のイメージ写真です)
紹介された症例について
発表の中では、抜歯後の歯ぐきが陥没しやすいケースに対し、
代用骨や骨移植材料を応用することで組織の回復を図る方法が紹介されていました。
これらは論文などでも検討されている方法のひとつであり、
状況に応じて選択される治療アプローチです。
一般的に「ソケットオグメンテーション」と呼ばれる処置が広く行われていますが、 その目的や効果は使用する材料や手法によって異なるため、 治療内容については担当医へご確認ください。
学術的な視点からの情報共有
同日の勉強会では、EBM(科学的根拠)に基づいたインプラント治療の考え方についても
解説がありました。
治療法の優劣を示すものではなく、学術的な内容として
「この論文では○○が検討されていました」という形式で紹介されました。
学術的な知見を日々の診療に生かしていくことが大切であり、 勉強会で得られた最新の情報は、適切な診断・治療計画を立てるうえで役立ちます。
歯ぐきのことでお悩みの方へ
歯周病治療や歯ぐきの再建治療は、患者さんごとの状態に応じて選択されるため、
まずは現在の状況を正確に把握することが重要です。
目黒区、世田谷区、大田区、東急東横線・大井町線・田園都市線沿線で
歯周病治療をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
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