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歯周病は糖尿病と関係がある? 最新知見から見る"相互作用"と受診のポイント2011.07.23

糖尿病は日本をはじめとする多くの先進国で増加しており、放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こすことが知られています。また脳卒中や虚血性心疾患などの発症リスクにも影響する可能性があるため、生活習慣病として早期からの予防と管理が重視されています。

糖尿病と歯周病のイメージ写真

糖尿病は全身だけでなく、口腔にもさまざまな影響を及ぼすことが報告されています。代表的な口腔内の変化として、以下のようなものが挙げられます。

  • 歯周病(歯槽膿漏)の悪化しやすさ
  • むし歯のリスク増大
  • 口腔乾燥症(ドライマウス)
  • 特有の口臭(代謝変化によるもの)

特に、血糖コントロールが不良の方(日本人では HbA1c 6.5%以上が目安とされることがあります)は、歯周病が進行しているケースが多いとされ、歯科治療全般に影響が出ることがあります。

■ 糖尿病と歯周病の関連が指摘される理由

歯周病は、歯と歯ぐきの境目の細菌による慢性的な炎症であり、加齢・肥満・高血糖・糖尿病の罹病期間・日々の口腔ケアなどがリスク因子とされています。

これらの因子は糖尿病と重複する部分が多く、両者が相互に関連する可能性がある として、多くの研究が進められてきました。

ただし、「糖尿病があると必ず歯周病になる」「治療すれば必ず改善する」といった断定的な関係ではなく、あくまで関連性が指摘されているという位置づけです。口腔状態には個人差が大きく、専門的な評価が欠かせません。

■ 糖尿病が疑われる方・予備群の方へ

血糖値が気になる方や、医科から指導を受けている方は、定期的な歯科検診により歯周病の状態を確認しておくことをおすすめします。口腔内を清潔に保つことは、全身の健康管理にも役立つとされています。

目黒区・世田谷区・大田区、東横線・大井町線・田園都市線沿線にお住まいの方で歯周病治療や口腔管理に不安がある場合は、自由が丘駅から徒歩3分の歯周病専門医までお気軽にご相談ください。

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