歯周病治療や骨再生治療、インプラント治療をご検討中の方からは、 「どのくらいの期間がかかるのか」 「通院回数は?」 「抜歯後すぐにインプラントはできるのか」 といったご質問を多くいただきます。
ここでは、当院によく寄せられる3つのFAQを一つにまとめ、 科学的根拠と長期的安定性を重視した治療方針を分かりやすく解説します。
短期で歯周治療や骨の再生治療は可能ですか?
当院は保険医療指定機関として、健康保険診療に基づく歯周治療を行っています。 保険診療では、法律で定められた歯周治療の原則に従い、 歯肉の治癒状態を確認しながら段階的に治療を進める必要があります。
そのため、保険診療の範囲内では治療期間の短縮には限界があります。
一方で、
- できるだけ短期間で治療を終えたい方
- 歯周病により失われた骨の再生治療を希望される方
については、欧米のエビデンスに基づいた自費診療での対応が可能です。 この場合、初診時から自費診療扱いとなりますので、 ご予約の際にその旨をお申し付けください。
インプラント治療に必要な期間と通院回数はどのくらいですか?
当院で使用している ザイブインプラント では、インプラント体と顎の骨が結合する期間(オッセオインテグレーション)は 約2か月とされています。
ただし、インプラント治療は単に「埋めて終わり」ではありません。
- 事前の歯周病治療
- 咬み合わせの調整
- 骨や歯肉の状態の安定化
- 上部構造(被せ物)の製作期間
これらを含めると、治療期間は 本数・部位・骨の状態により異なりますが、平均して約6か月前後 を目安にしてください。
通院回数は、初診から最終補綴までで おおよそ10回前後となるケースが一般的です。
なお、インプラント治療に入院は必要ありません。 手術当日も通常の歯科治療と同様にご帰宅いただけます。
抜歯してからどのくらいでインプラントができますか?
オッセオインテグレーションインプラントが普及し始めた当初は、 抜歯後に骨の形態が回復するまで 6か月〜1年ほど待ってからインプラントを埋入 するのが標準的な方法でした。
その後、治療期間短縮を目的として、
- 待時埋入インプラント法
- 抜歯即時埋入インプラント法
といった手法が広く行われるようになりました。
確かに多くの論文では、 待時埋入と即時埋入のサバイバルレート(生存率)に 有意差はないと報告されています。
しかし近年の長期回顧研究を検討すると、 私自身の臨床経験も踏まえ、 即時埋入インプラント法には長期的リスクが潜む可能性 があると考えています。
そのため当院では、 抜歯後にソケットプリザベーションを施し、2回法によるインプラント埋入 を基本方針として推奨しています。
治療をお急ぎの患者さんにとっては ご不便をおかけする場合もありますが、 長期的な安定性と安全性を最優先 した判断であることをご理解ください。
治療期間に関する当院の考え方
歯周治療・骨再生治療・インプラント治療はいずれも、 「早さ」よりも「正確さ」と「長期安定」が重要です。
当院では、
- 科学的エビデンス
- 歯周病専門医としての視点
- 長期予後を見据えた治療計画
を重視し、患者さん一人ひとりに最適な治療期間と方法をご提案しています。
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治療期間や通院回数について不安がある方は、 どうぞお気軽にご相談ください。