自由が丘の歯医者ブログ

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インプラント治療を習得するまで(part 2)2010.06.01

学生時代の恩師によりインプラント治療に酔倒した私は、卒業後すぐ日本歯科インプラント 学会の会長が補佐を務めると言う福岡のクリニックに就職しました。


ところが、そこで使用していたインプラント は大学で学んだオッセオインテグレーション インプラントでは無く、ブレードタイプ(リンコー) インプラント と言うタイプの インプラント でした。
Linkow_implant.jpgオッセオインテグレーションとは骨結合を意味するもので、一度成功すれば、抜けた歯根と同等もしくはそれ以上の負荷にも耐えうるのですが、ブレードタイプの インプラント は骨との結合が確立せず、隣の歯や多数の歯と インプラントを連結しないと機能しないオッセオインテグレーションとは全くの別物のインプラント治療でした。
よってブレードタイプ インプラント の術式は、他の歯と インプラント を連結する範囲が大掛かりになり、1口腔単位での治療を余儀なくさせられました。
ブレードタイプインプラント は、歯の代りに使用するには程遠い、入れ歯の支えでしか無かったからなのです。