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インプラント治療はどれくらい持つ?専門医が語る長期経過のポイント2012.07.18

インプラント治療の変遷と現在までの流れ

いまでは広く普及しているインプラント治療ですが、私が歯科医師になった1992年当時の主流は、 現在のようなオッセオインテグレーションタイプではなく、Dr.Lincow による ブレードタイプインプラントでした。

しかしブレードタイプは骨との結合が安定しにくく、患者さんと歯科医師の双方で トラブルが起きやすかったことから、当時はインプラント治療に慎重な意見が多くありました。

一方で欧米では、Brånemark 教授が開発した オッセオインテグレーションタイプが普及し始めていました。 この技術を学んだ先生方が日本へ治療技術を持ち帰ったことで、 現在の安全性の高いインプラント治療へとつながっていきました。

私が定期的に参加している、American Board of Periodontology Member 西堀 雅一 先生による院内勉強会 「 Interdisciplinary Study Club Tokyo 西堀歯科勉強会 」では、 1989年から現在までの多数のインプラント症例が共有されています。

西堀先生のインプラント症例検討会

2012年7月13日の会では、 1990年代から現在まで長期間にわたり良好に機能している症例が 8ケース紹介されました。

長期経過から見えてきた大切なポイント

症例を通して感じたのは、インプラント治療は「入れて終わり」ではなく、 適切な診断・精密な治療・継続的なメンテナンスが揃ってこそ、 長期的に機能し続けるという点でした。

また、患者さん一人ひとりの生活習慣や口腔環境により 経過が異なるため、フォローアップの頻度やケア方法も個別に調整していく必要があります。

専門医の視点からは、長年の臨床に基づいたメンテナンスの重要性が強調されており、 本当に多くの学びを得られました。

当院のインプラント治療について

自由が丘 田川歯科では、EBM(科学的根拠)に基づく診断のもと、 インプラント治療後の継続的なメインテナンスに力を入れています。

目黒区、世田谷区、大田区、東横線・大井町線・田園都市線沿線にお住まいの方で、 インプラント治療についてお悩みの方は、 自由が丘駅から徒歩3分の当院へお気軽にご相談ください。