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日本歯周病学会認定 歯周病専門医2011.06.06

千駄ヶ谷・西堀歯科での歯周病治療の研修を経て、歯周病専門医 審査に合格しました。

歯科のwebサイトでは○○学会専門医や認定医の標榜をどこかしこで見かけるでしょうが、専門医を掲げる事が厚生労働省により認められている学会はたったの5学会しかありません。

(歯科放射線専門医、小児歯科専門医、歯周病専門医、口腔外科専門医、歯科麻酔専門医)

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また日本の歯周病学会には日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会の2つが存在し、ともに歯周病 認定医制度を設けておりますが、歯周病専門医を標榜できるのは日本歯周病学会の専門医だけです。
その日本歯周病学会の歯周病専門医資格を得るためには、歯周病認定医取得後に重度の歯周病 (歯槽膿漏)の治療にあたった治療経過症例を8ケースと歯肉移植術や骨再生治療などの高度な治療の経過症例の併せて10症例についての書類審査をはじめに受けなくてはなりません。
診断が正確であるか?
治療内容は的確であるか?
治療予後が良好であるか?
と行った歯周病治療の経過記録を専門医審査委員会にて書類審査されるのです。
書類審査に合格すると大学の歯周病分野教授などで構成される専門医審査委員による口頭試問があり、口頭試問に合格すると晴れて歯周病専門医の資格を取得できるのです。
資格審査およびに受験資格を得る事が厳しい事から、平成23年10月現在で歯周病専門医資格を有している歯科医師は全国にわずか1025名しかいません。
心疾患・脳卒中・糖尿病・低体重児出産・などの慢性疾患との関連性が解ってきている歯周病 (歯槽膿漏)ですが、歯科臨床の現場においては、まだまだ画一的な治療は施されておりませんので中等度以上の歯周病 (歯槽膿漏)に罹患されている方は歯周病 専門医での治療をオススメします。
また歯周病 専門医は骨や歯肉などの高度な再生技術を持つことから、欧米ではインプラント治療を歯周病専門医が担います。よってインプラント治療でお悩みの方も歯周病専門医の下での治療がよろしいかと思います。
もちろん自由が丘 田川歯科医院でも歯周病 (歯槽膿漏)でお悩みの方、歯周病を予防されたい方、またインプラントのメインテナンス(フォロー)を含むインプラント治療全般をお望みの方にも対応しておりますのでお気軽に来院ください。
最後に歯周病専門医 資格を取得するにあたり、ここまでご指導くださった西堀 雅一、豊田 正基 両先生,ご協力いただいた菅野文雄、 篠田純、武内謙典先生ならびにISCTに参加されている先生方皆さんに心より感謝いたします。

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