千駄ヶ谷・西堀歯科における歯周病治療研修を経て、 このたび 日本歯周病学会認定・歯周病専門医 の審査に合格いたしました。 日頃よりご支援いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
■ 歯科で「専門医」として標榜できるのは5分野のみ
歯科領域には多くの学会が存在しますが、 厚生労働省により「専門医」として標榜が正式に認められている学会 は次の5つです。
- 歯科放射線専門医
- 小児歯科専門医
- 歯周病専門医
- 口腔外科専門医
- 歯科麻酔専門医

■ 歯周病専門医を標榜できるのは日本歯周病学会のみ
日本には「日本歯周病学会」と「日本臨床歯周病学会」の2つの歯周病関連学会があり、 どちらも認定医制度を設けています。
ただし、「歯周病専門医」として標榜できるのは日本歯周病学会の専門医のみです。 (制度の詳細はこちら: 日本歯周病学会 専門医制度)
■ 専門医取得の流れと審査内容
専門医取得には、認定医に続いて以下の症例提出が求められます。
- 重度歯周病(歯槽膿漏)の治療症例:8ケース
- 歯肉移植術・骨再生治療など高度治療症例:2ケース
計10症例について、詳細な記録を作成し、まず書類審査が行われます。
審査では次の点が評価されます。
- 診断は適切か
- 治療計画と処置内容は妥当か
- 治療後の経過が良好か
書類審査に合格すると、大学教員などで構成された審査委員による 口頭試問(ケースプレゼンテーション) が実施されます。
これらをすべて通過した上で、初めて歯周病専門医資格が授与されます。
■ 国内の歯周病専門医の状況
資格取得の要件が厳格であることから、 平成23年10月時点で全国の歯周病専門医は1025名 と報告されています。
■ 歯周病は全身と関わりのある疾患
歯周病(歯槽膿漏)は、心疾患・脳血管疾患・糖尿病・低体重児出産など、 全身の健康とも関連が示唆されている疾患です。
いずれも"関連が指摘されている"段階であり、 治療により全身疾患が改善することを保証するものではありませんが、 口腔の健康管理は多くの患者さんにとって重要な要素となります。
歯周病の進行度や治療方法はお一人おひとり異なりますので、 中等度〜重度の歯周病と診断された経験のある方は、 状況に応じて歯周病専門医へ相談されるのも一つの選択肢です。



