自由が丘の歯医者ブログ

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歯を長く守るために ― 歯内療法の「基本」を学んできました2012.10.16

毎週金曜日は、西堀歯科勉強会に参加させていただいております。

2012年10月12日には、津田ホールで開催された「東京歯科保険医協会 第4回学術大会」に、西堀歯科勉強会のメンバー全員で参加してまいりました。

歯内療法の基礎を見直す学術講演会

演題:「歯内療法を成功に導くために、まず行うべき基本中の基本とは?」

講師は、歯内療法を中心に診療されている 澤田則宏先生 です。

歯内療法とは、歯の内部(根管)を適切に処置して歯を保存するための重要な治療です。当院が専門とする歯周病治療(歯の周囲組織の治療)とはアプローチが異なるものの、「可能な限り歯を残す」という共通の目的があります。

根管治療の説明用イメージ写真(歯の内部構造の模式図)

講演では、以下のような歯内療法の基礎が取り上げられ、臨床における基本的な考え方が整理されていました。

  • 診査・診断の基本的な流れ
  • 根尖部の状態と治癒の理解
  • 痛みの種類と見分け方
  • 歯根形態の多様性
  • コーンビームCTを活用した情報収集
  • 根管形成を行う際の基本手順

「基本に忠実であること」の大切さ

講演では、どのような症例であっても基本的な診査・診断、適切な治療手順を丁寧に積み重ねることの重要性が紹介されていました。

これは、歯周病治療を専門とする当院においても非常に重要な視点であり、患者さんごとの状態を丁寧に把握し、適切な治療の流れを組み立てることにつながります。

患者さんの歯を守り続けるために

歯をできるだけ長く保つためには、歯周組織だけでなく歯の内部(根管)の状態を理解することも欠かせません。当院でも、学術大会や勉強会への継続的な参加を通じて、最新の知見を日々の臨床に活かせるよう努めています。

今後も、患者さんの大切な歯を守るために、よりよい治療の提供を目指して研鑽を続けてまいります。


歯周病治療でお悩みの方へ

目黒区・世田谷区・大田区、東横線・大井町線・田園都市線沿線で歯周病に関するお悩みがある方は、自由が丘駅から徒歩3分の当院へお気軽にご相談ください。

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