自由が丘の歯医者ブログ

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Commercial dentist vs Ethical dentist2010.10.06

宣伝する歯医者になるか?はたまたモラルを重んじる歯科医師を貫き通すか?

大昔に読んだ、とある歯科出版社が出していた「歯科臨床英会話」の中のトピックスとして掲載された記事の一文から・・

「オーストラリアにおける最初の歯科医師の記録は1818年に新聞に掲載された宣伝広告の中に見ることができます。しかし1900年頃になると×××歯科医院と大きな看板を出したり、新聞に大きな広告を出すことが、歯科医師会によって禁止されるようになりました。

歯科医師は入れ歯という商品を売るのではなく、技術や知識を提供する専門家なのだから、宣伝をするCommercial dentist ではなく、Ethical dentistであるべきだと世間では考えられたからです。

歯科医師の評判が良ければ、広告を出さなくても多くの患者さんが自然にその歯科医院に集まるはずです。

現在、広告に関する規制は緩やかになり、ホームページは広告に該当しないと言う見解が、現在の過剰な広告展開を生む背景となっているのは、洋の東西を問わず一緒ですが、今でも医院の玄関先にだけ、自分の名前と歯科医師を示すD.D.Sというサインを小さく書くだけの歯科医院が欧米では多いようです。」との事。。。

壁面に解りにくい看板を掲げ、Ethical dentist気取りの神宮前 田川歯科医院。

s_sign.jpgのサムネール画像歯科医院の数がコンビニエンスストアを越したと報道されて久しい、口コミをwebサイトに求めることが当たり前のこのご時世。

過酷な歯科医院経営を強いられるこのご時世にEthical dentist気取りは正直辛いものがあるものの、患者さんの笑顔と叱咤激励に何とか支えられています。