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マイクロスコープで精密に行う前歯のレジン再治療|保険適用となるケースを解説2014.08.21

自由が丘 田川歯科では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を臨床に導入し、精密な診断と治療に役立てています。現在はさまざまな症例でマイクロスコープを活用し、肉眼では見えにくい細部を確認しながら治療を行っています。

今回の症例は20歳女性の患者さまです。高校生のときに前歯を強打し、歯が欠けてしまったため、近隣の歯科医院でレジン修復を受けられたとのことです。

しかし、その後3年ほどでレジンが変色し、見た目が気になるということで当院にご相談いただきました。

前歯のレジン変色の初診時写真

一見すると歯の表面に着色(ステイン)が付着したようにも見えますが、詳しく確認する必要があります。

マイクロスコープによる前歯レジンの拡大観察

マイクロスコープで観察したところ、レジンの色調・形態が合っていないだけでなく、歯とレジンの境目にできた隙間が虫歯になっていることが分かりました。

審美的な理由だけでは保険適用とはなりませんが、虫歯が認められる場合は保険診療での治療が可能です。

マイクロスコープを用いることで、肉眼では確認しづらい初期の虫歯や修復物の不適合を発見でき、結果として保険治療が適用されるケースもあります。

レジンと歯の境目に生じた不適合部分の拡大写真

咬み合わせ方向から観察すると、レジンが歯からわずかに飛び出してしまっている部分も確認されました。

今回は虫歯を除去し、マイクロスコープで確認しながら保険のレジンを用いて再修復を行いました。

保険レジンによる再治療後の前歯写真

保険のレジンを使用しているため色調は完全には一致しませんが、形態の調和が取れ、機能的な改善が認められます。

咬合方向から見た保険レジン修復後の形態

咬み合わせ方向から見ても、歯との境界が適切に調和していることが確認できます。

自由が丘 田川歯科では、保険診療・自費診療にかかわらず、必要に応じてマイクロスコープを活用した精密な歯科治療を行っています。

目黒区・世田谷区・大田区、東横線・大井町線・田園都市線沿線で「マイクロスコープ歯科治療」や「歯を残す治療」に関心のある方は、自由が丘駅から徒歩3分の当院へお気軽にご相談ください。