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ダイレクトボンディングによる前歯の治療|田川歯科の症例紹介(Case:歯冠破折)2012.10.10

前回・前々回の奥歯の症例に続き、今回は前歯の歯冠破折に対する ダイレクトボンディング治療(自由診療)の症例をご紹介します。
開院以来6年間、多くの前歯の破折や欠けに対して治療を行ってきました。

※本記事は「治療の一例」であり、すべての方に同様の結果が得られるわけではありません。 ※自由診療(保険適用外)です。 ※医療広告ガイドラインに基づき、事実に基づいた内容のみ記載しています。


ケース?:小学校2年生(鉄棒での外傷による前歯破折)

鉄棒で顔面を強打し、前歯が欠けたとのことで来院されました。

鉄棒で前歯を強打し欠けた状態の症例写真

レントゲン診査では、歯の萌出不全と歯根未完成が確認できました。 この段階で歯を削り被せ物を行う治療は、成長段階の歯に大きな負担となるため適切ではありません。

まずは保険診療の樹脂で神経を保護しながら、簡易的に形態を回復する処置に留めました。

簡易樹脂による一次的な前歯形態回復処置

その後、定期検診で神経の状態と歯根の成長をチェックし、 歯根が完成した2年後、神経に問題がないことを確認してから ダイレクトボンディング法で審美的な形態回復を行いました。

ダイレクトボンディングで前歯の形態を回復した症例
前歯破折のダイレクトボンディング術後の状態

まだらな色調の歯であっても、色調再現性の高いダイレクトボンディング法では自然に仕上がります。


ケース?:ピスタチオの殻を噛んで前歯が欠けた成人男性

ピスタチオの殻を噛んで前歯が欠けた症例の施術前後

他院では「神経を取って被せ物にしましょう」と提案されたとのことでしたが、 歯をできるだけ削らない方針を重視し、ダイレクトボンディングで形態を回復しました。 ご本人にも大変満足していただけました。


ケース?:バレーボールで転倒し前歯が欠けた女性

転倒により前歯が破折した女性の症例(施術前)

歯が破折した場合、多くは全体を削って被せる治療が選択されがちです。
しかし、条件が合えば、歯をなるべく削らずに ダイレクトボンディングで自然な形態に復元できます。

ダイレクトボンディングで前歯破折を復元した症例の施術後

ダイレクトボンディングによる前歯修復のメリット

  • 歯を必要以上に削らない
  • 神経を残せる可能性が高まる
  • 治療回数が少なく短期間で終了しやすい
  • 周囲の歯に馴染みやすい自然な仕上がり
  • 金属を使わない白い治療

これらは、田川歯科が大切にしている 「患者さんにやさしい治療」という理念に沿ったアプローチです。

現在、ダイレクトボンディングに使用する材料は保険適用外のため自費診療となりますが、 耐用年数や機能性に関しては多数の症例で良好な経過が確認されています。


前歯の欠け・歯冠破折でお悩みの方へ

前歯が欠けた場合でも、削らずに治せる可能性があります。 自由が丘で前歯の審美修復をご検討の方は、田川歯科までお気軽にご相談ください。