自由が丘の歯医者 Q&A
Q&A
「マイクロスコープを使う歯科治療は、細かく見る分だけ時間がかかりそう」と思われる方もいるかもしれません。
確かに、マイクロスコープを使って細かな処置を行うことで、時間をかけた方がよい治療もあります。
一方で、私自身が2013年から12年間、日常診療でマイクロスコープを使い続けてきた経験では、マイクロスコープを使うことで、肉眼で行うより効率的に治療できると感じる場面もあります。
A. 必ずしも長くなるわけではありません。治療内容によっては、見えることで効率的になる場合もあります。
マイクロスコープを使うと、治療する場所を拡大して見ることができます。
そのため、どこを処置するのかを確認しながら作業できます。
治療部位が見えにくい場合には、器具の位置を変えたり、角度を調整したり、処置した場所を何度も確認したりすることがあります。
最初から拡大視野で確認できれば、こうした操作を減らせる場面があります。
A. 治療中に迷う時間や、確認のための余分な操作を減らせる場合があるからです。
歯科治療は、単純に器具を動かしている時間だけではありません。
治療部位を確認し、次に何をするのか判断し、実際に処置し、その結果を確認するという作業があります。
マイクロスコープを使うことで、この一連の作業を拡大視野で行いやすくなります。
つまり、
見える → 判断する → 処置する → 確認する
という流れをスムーズに進めやすくなるのです。
A. むし歯を処置する部分を確認しながら削り、削った後の状態も確認できることが一つの理由です。
例えば、むし歯の治療では、まず治療する場所を確認します。
そして必要な部分を削り、削った後の状態を確認します。
必要であればさらに処置を行い、その後に詰め物などの処置へ進みます。
この作業を肉眼で行う場合と、拡大視野で行う場合では、治療中の確認のしやすさが変わります。
マイクロスコープでは、治療している場所を見ながら作業できるため、「削ってから確認する」のではなく、「見ながら削り、削った後も確認する」ことができます。
A. いいえ。すべての治療が短時間になるわけではありません。
治療の内容によっては、拡大視野で細かな処置を行うため、時間をかける必要があります。
大切なのは、「マイクロスコープだから早い」という単純な話ではありません。
見えることで無駄な操作を減らせる場合があり、その結果として治療が効率的になることがあるということです。
治療時間は、治療する歯の状態や処置内容などによって変わります。
A. 必ずしもそうとは言えません。
細かな処置には時間が必要な場合があります。
しかし、「よく見ること」と「時間がかかること」は同じではありません。
むしろ、治療する場所が明確に見えることで、必要な処置を判断しやすくなり、余分な操作を減らせることがあります。
私自身、マイクロスコープを使い始めた当初と現在では、拡大視野での診療そのものが大きく変わりました。
現在では、マイクロスコープを使うことが特別な作業ではなく、日常の診療の一部になっています。
A. 「見えない状態で治療を進める」ということが少なくなったことです。
2013年からマイクロスコープを臨床導入し、保険診療を含め、すべての治療で毎回使用しています。
12年間使い続けて感じるのは、マイクロスコープの価値は単に治療を精密にすることだけではないということです。
治療中に「今、何をしているのか」「どこを処置しているのか」「処置した結果がどうなっているのか」を確認できる。
このことによって、治療中の判断がしやすくなります。
A. 必ず短くなるわけではありません。
ここは誤解のないようにしたいところです。
マイクロスコープは「治療時間を短縮するための機械」ではありません。
あくまで、治療する部分を拡大して確認しながら処置するための道具です。
その結果として、治療内容によっては無駄な操作が減り、効率的に治療できる場合があります。
マイクロスコープを使えば、すべての歯科治療が早く終わるわけではありません。
しかし、治療部位を拡大して確認できることで、迷いや無駄な操作を減らし、結果として効率的に治療できる場面があります。
「精密だから時間がかかる」のではなく、「見えるからこそ効率的になる場合がある」。
これが、12年間マイクロスコープを使ってきた私自身が感じていることです。
マイクロスコープそのものについて詳しく知りたい方は、親記事もご覧ください。