現在主流となっているオッセオインテグレーションインプラントは、元々は総義歯(総入れ歯)の患者さん、 特に下顎義歯の安定を向上させる目的で発展してきました。そのため、 「歯が複数本抜けている」「ほとんど歯が残っていない」といったケースでも、 適切な診断が行われればインプラント治療は十分に可能です。
なぜ"なぜ歯が抜けたのか"の分析が重要なのか
インプラント治療を成功させるためには、 歯が抜けた原因(虫歯か歯周病か)を事前に把握することが必須です。 歯を失う主なパターンは以下の2つに分類されます。
- 虫歯(カリエス)による喪失
- 歯周病による喪失
虫歯が原因で歯を失った場合、噛み合わせに問題がなければ、 埋入したインプラントは長期的に良好に機能する可能性が高いとされています。
一方、歯周病によって歯を失った場合は注意が必要です。 歯周病のコントロールが不十分なまま治療を行うと、インプラント周囲炎が生じやすく、インプラント歯の寿命が短くなるリスクがあると報告されています。
当院のインプラント治療方針
当院では、インプラント治療を安全に長持ちさせるため、 以下の項目を治療前に徹底評価します。
- 噛み合わせ(咬合)のバランス
- 歯周病の進行状況とコントロール状態
- 骨の量・密度(CT診断)
- 生活習慣やセルフケア状況
これらを総合的に判断したうえで、患者さまごとに最適なインプラントプランを立案します。 「何本抜けていても治療できるのか?」という疑問に対しては、適切な準備と管理があれば十分に可能とお答えできます。 どうぞ安心してご相談ください。