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歯周病治療における骨の再生結果比較その1

2011.07.03 |

重度の歯周病(歯槽膿漏)に適した歯槽骨再生治療が何であるか?歯周病専門医は適した治療法を常に検討しなければなりません。


2011年7月1日金曜日は歯根分岐部 (歯周病)の治療に関する論文抄読会がありました。



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毎週金曜日はAmerican Board of Periodontologyのmemberである西堀雅一先生の院内勉強会にお邪魔しております。

Interdisciplinary Study Club Tokyo 西堀歯科勉強会





ボン大学(ドイツ)歯周病 科の先生らによる2004年の論文で、4本綴りの2本を今回は抄読しました。

複数の施設において下顎の分岐部病変 (歯槽膿漏)を治療した際におけるEMD 法 (骨再生のお薬)とGTR 法(特殊の膜を使用した骨再生 療法)を同一の患者さんに左右別々に用いて骨の再生結果を比較した研究です。

この2本の論文の結果をまとめますと、どちらの治療法も臨床的な改善を示したのですが、本来難しいと言われている水平的な骨再生のケースにおいても、EMD 法ではより多くの成功が認められ点が優れており、GTR 法では術後の歯肉退縮が認められた点で劣っていたと結論付けられていました。またEMD 法では62%が、GTR 法では44%の患者さんが術後の痛みや腫れが無かったそうです。

この手の論文は過去にも多数読みましたが、今までの論文に比べ本論文は、実験デザインが素晴しく、非の打ち所の無い論文でした。欠損した骨の状態を十分に診査し治療する条件を整える事で、このように素晴しい結果を導き出す事が出来た事は、私の臨床経験ともしっかり重なります。

骨の再生治療は高度な治療であり、術者、患者さんともに誰でも可能な治療では無いですが、基礎疾患の無い術後管理が可能な歯周病 (歯槽膿漏)初期ステージの患者さんにおいて、厳密な診査、診断次第ではこの論文のように骨の再生が可能であると私も思います。

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