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歯科情報リテラシー

2011.04.20 |

今回の大震災に誘発された福島の原子力発電所の事故を受け、その後の情報錯乱は皆さんの記憶に新しいことと思います。

すさまじい数の嘘の情報や間違った情報が、メディアやインターネットを通じ流布され正しい情報の選択をマヒさせました。その事象を踏まえて、「メディアリテラシー」と言う言葉を最近耳にする機会が増えています。

"メディア・リテラシー(英: media literacy)とは、情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。「情報を評価・識別する能力」とも言える。ただし「情報を処理する能力」や「情報を発信する能力」をメディア・リテラシーと呼んでいる場合もある。"

(Wikipedia日本語版より引用)

つまりは情報には、なんらかのバイアス(偏向)が潜んでおり、情報を受ける者自身でその情報の真偽や知り得たい情報のみを抽出する能力が求められると言うことです。

この状況は歯科にまつわる情報も例外ではありません。新聞やテレビでの歯科医院の宣伝を目にする事が珍しく無い昨今は、氾濫する歯科情報のリテラシーが必要な時代になったと思われます。

 また、震災前より陥っている日本経済の深刻な状況は、歯科医療界にも大きな不況の波として襲い掛かっております。加えて歯科医師過剰問題に起因した過酷な歯科医院経営により宣伝合戦が繰り広げられた結果、情報開示と言うよりは、集患を目的とした偏った歯科情報が氾濫しているようです。

そもそも医療機関には広告制限があり、集患を目的とした品位の無い広告や虚偽の広告への規制はありますが、その規則を破った際のペナルティーは全くと言って良いほどに厳しく無いようです。

そもそもホームページの位置づけが、広告とは見なされずガイドラインはあれど、規制は存在せず何でもありの状態になっております。

そのような状況の下、「無痛、画期的な、最先端」と言うキーワードはおろか、格安!など患者さんの目や耳に優しい言葉で、夢のような歯科治療を提示するのは常套手段で、酷いのになると卒業年度や年齢を詐称し経験年数や治療数の改ざんや、○○インプラント専門医や歯周病専門歯科医(歯周病専門医と書いていない・・)などなど、有資格においても実にまぎらわしい表現を謳っているケースが多いそうです。(当院に営業においでのホームページ作成会社の方がおっしゃっていました・・)

また様々な相談を無料でされる歯科医院もあるそうで、簡単な相談程度は、狭き門である歯科医院の間口を広めると言う意味で肯定されるでしょうが、まじめな相談後の報酬が無料の場合にバイアス(偏見)無き公平な診断が果たして可能なのかは疑問です。

診断の際に集める資料や診断後の治療計画に費やすリサーチの費用や時間などを考えると、私は無料相談の導入はムリです。(歯科医院専門経営コンサルタントの方は決まって奨めます。)

実に様々な手法による患者さんの囲い込み(集客?)を見たり聞いたりするため、つい話がそれてしまいましたが、良心的な歯科医院、自分にあった歯科医院をネットで探すのも難しい世の中になっているようです。

最後に歯科情報はいまや美容医療情報と同じ状況のようです。厚生労働省許可団体である日本美容医療協会による医療広告を見る際の注意事項が掲載されており、実に解りやすくまとまっていますのでご一読ください。

悪質な医療法違反広告のいくつかのパターン

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