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インプラント手術に伴う骨造成術の正当性

2010.10.12 |

自由が丘 田川歯科では骨の無い患者さんにインプラントをお薦めしていません。


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入れ歯作りが得意であることも関係しますが、私自身が上顎大臼歯の骨以外で骨を造る事にとても懐疑的だからです。

骨がなぜ出来るのか?

レントゲンでの判断=そこにあるのは本当に骨なのか?

どれだけ勉強したところで悩みは尽きません・・

以下に現在のコクランライブラリーでの骨増大術の見解を記述します。


"欠損歯を補うための介入:インプラント治療における骨増大術"

研究の目的:

骨増大術の必要な状況により研究を大きく3つのカテゴリーに分類した。

(1)広範囲の垂直的骨増大、水平的骨増大またはその両方。

(2)抜歯窩へのインプラント埋入。

(3)インプラント周囲骨の裂開

分類後

(A)骨増大術が必要かどうか、またいつ必要かを検証し、(B)臨床ケースにおいてどのような方法の骨増大術が効果的なのかを検証した。

 

研究結果:

極度に骨吸収した下顎における広範囲の骨移植は正当化されていないが、高度に骨吸収を起こした上顎の骨に対しては、上顎洞を挙上するサイナスリフト時に移植材料として、骨代用骨(Bio-OssやCerasorb)を使用する事には。自家骨に代わる骨移植として容認されるようである。

水平的、垂直的に骨を増大させる様々な術式があるが、どの術式が最も効果的であるかは不明のままである。

抜歯即時インプラントに骨移植が必要かどうか、ならびにどの方法が効果的であるかは不明であるが、インプラント埋入部位へメンブレンのみを使用した場合に比べると、メンブレンとBio-Ossを使用した場合では歯肉マージンの位置が高くなった。

インプラント周囲の骨開窓に対して非吸収性のメンブレンを使用した場合には、メンブレンを使用しなかった場合に比べて多くの骨が再生された。しかしながら、その骨が患者にとって有益かどうかは不明である。

骨形成タンパクはBio-Ossが移植されたインプラント 周囲の骨形成能を高める。チタン製のネジは移植骨を固定するのに適していることが判ったものの、どのような術式がインプラント 周囲の骨開窓に対する骨造成に最も効果的であるかは不明である。

口腔内から採取された自家骨、ならびにバキュームにより口腔内で採取された自家骨の使用は、感染合併症の増加に結びつくかもしれない。しかしながら、これらの見解は少ない試験をもとに導いたものであり、患者数も少なく、追跡期間の短い場合もあり、バイアスの危険性が高いと判断される。


http://onlinelibrary.wiley.com/o/cochrane/clsysrev/articles/CD003607/frame.html


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