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骨粗鬆症とインプラント 治療

2010.08.13 |
骨そしょう症治療や、がん患者や骨量が減少する疾患に対して有効な治療法としては一般的に、ビスフォスフォネート(BP)製剤使用されております。

そのビスフォスフォネート(BP)製剤を投与されているがん患者や骨粗鬆患者が、抜歯などの外科侵襲的な歯科治療を受けた後に顎骨壊死(Bisphosphonate-Related Osteonecrosis of the Jaw,略称BRONJ)が相次いで発生したことから、ビスフォスフォネート(BP) 製剤と顎骨壊死 (BRONJ) の関連を示唆する報告が近年相次いでおります。

歯科インプラントと顎骨壊死(BRONJ)の関連を調査した論文の中には歯科 インプラント埋入と顎骨壊死(BRONJ) との関連を否定する報告もあり、両者の関連性は明らかではありません。

口腔清掃が十分に行われている口腔内のインプラントと不良な口腔清掃状態にさらされているインプラントでも顎骨壊死を引き起こす可能性は違うでしょう。また細菌学的にもインプラント 埋入前後では細菌層が異なり、長期に渡って残存するインプラント体には様々な環境が考えられ、ビスフォスフォネート(BP)製剤を投与されている方においてはインプラント体 周囲での顎骨壊死(BRONJ)が 発生する危険性の否定は出来ないと思います。 

骨そしょう症のリスクがある方のみならず、がんの患者さんにおいても、抗がん剤およびステロイド剤投与、あるいは放射線治療などを受けることが多く、免疫機能の低下などにより顎骨壊死(BRONJ) 発生のリスクが高まるようです。

また、多発性骨髄腫、乳がん、前立腺がん患者などは骨転移、骨痛、あるいは高カルシウム血症を併発することから BP 製剤による治療が不可欠となり、自ずと 顎骨壊死(BRONJ) 発生頻度が高まります。

 

したがって上記の疾患に罹患するリスクを抱えた方は歯科 インプラントの治療をご一考された方が良ろしいかと思います。


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