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Listerine 洗口薬の効能

2012.03.28 |

ごろお世話になっている薬剤師さんから、Listerine 洗口薬の効能についての問い合わせがありました。


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Listerine 洗口薬の効能についての論文をリサーチしたところ、洗口薬(リステリンなど)の効能に関する3本の論文が検索できたことから、このブログにもアップしておきます。


先ずは抗菌剤を含んだ洗口薬が細菌に対しどう影響するかを調べた1998年のフロリダ大学の論文です。

内容は、実験的に形成された歯肉炎を持つ患者に対して、通常の口腔衛生指導と歯磨き後の洗口薬によるうがいを行ってもらったところ、クロルヘキシジングルコネート洗口薬とリステリン洗口薬 では、プラークの蓄積抑制と歯肉炎の進行軽減が認められたそうです。

クロルヘキシジン洗口薬ではプラーク蓄積がおよそ60%減少し、歯肉炎の臨床指数が50-80%改善されたと報告されていました。

また継続して使用する効果については、クロルヘキシジングルコネート0.12%含有洗口薬によるうがいを3-6ヶ月続けた後には、歯肉上プラーク内の嫌気性菌、好気性菌、連鎖球菌、グラム陽性桿菌のアクチノマイセス属菌の総数が明らかに減少し、リステリン 洗口薬によるうがいでは、45-56%のプラーク産生が抑制された結果39-48%のプラークが減少し、59%も歯肉炎スコアが改善したとこの論文では報告していました。

つづいて2003年の論文においても、歯ブラシやデンタルフロスによる細菌除去には限界があることから、歯みがき後に抗菌剤入りの洗口薬で洗口することを推奨しています。

その際の洗口薬としては、Peridex(CHX 製剤)とListerine(Essential Oil製剤)が米国歯科医師会によって安全性と有効性が認められたと報告しています。

 Listerinの長期利用による細菌構成変化の可能性や耐性菌の出現を喚起する考えも生まれましたが、結局は長期使用しても安全ではないかと説明しています。


上記2本の結果を裏付けるように、2007年に報告された米国歯周病学会の文献レビューでは、日常的な歯磨きに洗口薬を併用し続けた患者群においては、対象患者群に比べ有意に歯肉炎が軽減していたと報告しています。

その根拠として、歯ブラシの届きにくい歯間部での炎症改善を分析したところ、Listerineによる洗口は他の製剤による洗口やデンタルフロスよりもプラーク蓄積を抑制していたことから、日常のブラッシングに加えて行うListerineによる洗口はプラークや歯肉炎の抑制に有効であると結論づけていました。


あくまでも、これらの論文での結果は日常の正しいブラッシング(歯磨き)に加え、付加的に行った洗口での結果であり、歯みがき代わりのListerineでのうがいが有効であると謳ったものではありません。

またどの論文も、歯肉上のプラーク抑制効果の実験であり、歯肉中に炎症を持つ歯周病患者のケースは除外している事から、健康な歯肉を持った方の歯周病予防として推奨されていると理解していただいたほうが良いと思います。

よって歯周病に罹患されている方は、歯科医師による定期的なクリーニングを必ず受けるようにしてください。

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