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インプラント周囲の生物学的幅径を科学する

2011.09.13 |

欧米において高度なインプラント治療は、歯周病専門医が施術するのが一般的です。

2011年9月9日金曜日は西堀雅一先生によるプレゼンテーションでした。


study_group.jpgのサムネール画像

毎週金曜日はAmerican Board of Periodontologyのmemberでいらっしゃる西堀雅一先生の院内勉強会にお邪魔しております。

Interdisciplinary Study Club Tokyo 西堀歯科勉強会



テーマは「インプラントに起こる骨吸収を歯周病学的観点から考察する。」でした。(※英題を私なりに意訳しました。)

インプラント 治療が安全な歯科治療としての地位を確立した近年ですが、形状や構造の違うインプラントがどんどん増え続け、今やその数は世界中で数千種類も存在すると言われています。

ところが驚くことに、数千種類あるインプラント体の中で臨床家や研究者によって治療予後の研究がなされ英論文として存在するのは、わずか数種類のインプラント システムだけなのです。

西堀先生はペンシルベニア大学でブローネンマルクインプラントを学ばれた以降、帰国後まもなくアストラテックインプラントを、そして近年はストローマンインプラントを臨床導入され、それぞれのインプラントの特性を活かした治療を行っていらっしゃいます。

実はこの3つのインプラント システムこそが、インプラントの源流であり、世界的にも主流となるインプラントであることは、患者さんはもちろんのこと、若い先生方もご存知無いかもしれません。

ですから世界中の臨床家や研究者によって科学的に研究されているインプラントは、この3つのインプラントであり、研究結果が信頼できる英論文が存在するのもこの3つのインプラントだけになります。

今回の西堀雅一先生のプレゼンテーションでは、この3つのインプラント システムを用いた治療経過の違いを、歯周病学分野の研究文献を引用されながら、考察されていました。

日本はおろか世界的に見ても、インプラント 治療においてトップクラスの臨床実績と結果を残されている西堀雅一 先生ですが、ペンシルバニア大学時代の師であり、歯周補綴の権威であるMorton Amsterdam先生の教えを胸に、今なお臨床の指針を常に科学的にアップデートされていらっしゃいます。

歯周補綴治療25年経過を記したMorton Amsterdam先生の教科書を見ると、

_One of our great difficulties in dental education has been to develop "biologically-oriented"clinicians. 

A "biologically-oriented" clinician is not a Ph.D. in basic science who also dabbles in clinicical practice or a clinician who dabbles in pseudo- resarch. Rather he should be a clinician ,totally knowledgeable about the basic science aspects of his field, who intelligently uses this information in the treatment of his patients and their relevant problems. _
と書いてありました。


かたくなにこの教えを守り、患者さんへ最良の治療を追求しつづける西堀雅一 先生。

その臨床姿勢に憧れ,先生の考えや経験をもっと吸収して自分の臨床にフィードバックしたいという思いが高まった勉強会でした。

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