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歯科治療に伴うCT撮影の妥当性(後編)

2011.01.31 |
歯科コーンビームCTは硬組織(骨や歯)の解剖学的な形態を見るのには適しているのでしょうが、細部まで診る事は難しいとも言われています。

骨に関しての解剖学的な状態や歯の根っこの本数や形態は良く見えるでしょう。

しかし何か見つかった時に、歯の細部チェックを求める時に歯科医師は、結局従来の歯科レントゲン撮影を撮り直すのでは無いかと思います。

そう考えると、歯科治療において、CT撮影を行う状況と言うのは、歯科インプラントを安全に埋入するための治療前診査において、治療術野の解剖学的形態を診査する時や、親知らずなどが骨の中の神経や血管などと近接しているか?

そのような解剖学的位置関係の診査で使用するのが日常の利用法だと思います。

本当にそれ以外の使用用途は無いのでしょうか?

考えられるのは撮影の規格性を活かした歯科インプラントの術後経過を知るくらいでしょうか?

しかしその妥当性はどうでしょう?

治療後経過を知りたくて、撮っているとしたら歯科医師の行う治療が完全では無かった・・もしくは治療後の予知性を考えていない歯科治療と言えるのでは無いでしょうか?

歯科治療後の予測が欠けている研究目的である事を、患者さんにインフォームドコンセントする上でのCT撮影であれば良いですが、医療被曝の益と害は、医療従事者がX線傷害を患者さんに行うという実があっての話ですから、リスク&ベネフィットはよくよく考えなければいけません・・
難しい問題です。

そもそも放射線の利用をずさんにする事は、歯科医療における社会的信用の失墜につながります。

世界唯一の被爆国である日本では、放射線被曝に対して慎重になるのは当然だと思います。


大学の授業でもそう学びましたし、良識ある歯科医師は皆そう考えるはずです。

歯科治療に伴うCT撮影の妥当性は今後も充分に議論されるべきだと思います。
 

インプラント画像診断について

http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0060/5/0060_G0000198_CQ.html

【関連するブログ記事】

歯科治療に伴うCT撮影の妥当性(前編)

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