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歯科 インプラントにおけるEvidence-Level

2010.09.27 |

歯科 インプラント論文のEvidence-Levelは?

 

ここまでEBMに関して整理してきました。

ここからEBMと言う方法をいかに、歯科治療の上で実践して行くかを考えていくわけですが、その前に果たして歯科論文のエビデンスの質がいかなるものか?

もちろん分野によっても科学的な文献の質は変わりますが、歯科インプラント論文のエビデンスの一般的なレベルをお書きしたいと思います。

2005年に興味深い論文が米国のインプラント 学会誌に掲載されました。

ミネソタにあるMayo医科大学のSteven.E.Eckert先生が、米国で流通しているADA認可の歯科 インプラントの6社のシステムにおいて採用されている学術論文を各メーカーに提出を求め、提出されたそれぞれの論文のEvidence levelを調べると言うものでした。

選ばれたメーカーは Astra Tech, Centerpulse, Dentsply/Friadent, Implant Innovations, Nobel Biocare, そしてStraumann社です。

結果はDentsply/Friadentは文献提出を拒否、よってDentsply/Friadentを除く5社からの69本の論文中59本で中味を吟味したところ、ほとんどが、臨床観察研究と臨床医のコメント論文だったとあります。つまり、論文のEvidence-Levelが低かったのです。。

 

s_levels_of_evidence.jpg(注:当院では論文提出を拒んだDentsply社のインプラントをメインに使っております・・その理由につきましては、また別の機会にでも・・)

また本論文の考察の中でEckert先生は、歯科 インプラントデザインはメーカーにより特色付けられているものの、不幸にもその中味の真の情報はユーザーである臨床医には知らされていないとコメントされていました。

意外な歯科インプラントのエビデンスレベルの低さと謎に包まれたままの歯科 インプラント・・

EBMを重視する者としては、なんとも腑に落ちない話です。

ちなみに日本の歯科 インプラントメーカーのデータならびに論文は!

Pubmedで見事に1件も抽出出来ません、客観的な吟味が不可能なのです・・

リーズナブルと謳う国産のインプラント・・その真偽はいかに?

ランニングコストを下げ、患者さんに差額還元したい私は、国産メーカーが製造販売するデンタル インプラントの真の生存データが公表されることを強く望んでおります。

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