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歯肉 の 審美治療2012.02.19

加齢、間違った歯磨き、歯の位置異常そして咬み合わせなどのさまざまな理由で、歯肉 が退縮することがあります。
歯肉が退縮してしまいますと、歯が長く見え審美的な問題が生じることから、退縮した歯肉 の回復治療を望まれる患者さんは、歯周病 専門医を探して来院される事があります。

2012年02月17日は退縮した歯肉を 審美的に改善する治療法の論文を抄読しました。

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毎週金曜日は、American Board of PeriodontologyのMemberである西堀 雅一先生の院内勉強会にお邪魔しております。


Comparison between micro-and macro surgical techniques for the treatment of localized gingival recessions using coronally positioned flaps and enamel matrix derivative. JOP 2010

The interproximal clinical attachment level to classify gingival recessions and predict root coverage outcomes: an explorative and reliability study. J Clin Periodontol 2011

1本目の論文は、歯肉 回復治療を行う際に、顕微鏡下で行った外科侵襲が低い手術と従来の手術では、歯肉 の回復量に差があったかどうかを調べたものでした。

ポケット深さ、歯肉 の付着量と 歯肉 の回復量に差は無いものの角化組織の幅と厚みについては顕微鏡下手術で行った方が優位だったそうです。

角化組織の幅と厚みが優位な方が術後の後戻りを防げるので、外科侵襲が低い手術のメリットはありそうです。このような結果を生んだ 歯周治療 テクニックを著者らは考察しており、その内容を早速歯科臨床に取り入れようと思いました。

2本目の論文は、歯肉 の退縮量を診断するうえでの新しい診断基準を評価した研究でしたが、歯肉 退縮の診断の定義ならびに新しい診断基準に基づいた治療を評価する実験デザインの双方ともにあいまいで、今までの診断基準を凌駕できるような内容で、明日からの治療にフィードバック出来る診断基準ではありませんでした。

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