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インプラント粘膜炎および周囲炎の治療法2011.10.24

欧米で発表されたインプラント研究での高い成功率を利用して、それとは違うインプラントを用いて治療が行われている日本の歯科医療のずさんな現状は、このブログでたびたびお話しています。

2011年10月21日金曜日はインプラント周囲における粘膜炎と骨欠損を伴う周囲炎の治療法に関する論文抄読会がありました。

毎週金曜日は、American Board of PeriodontologyのMemberである西堀 雅一先生の院内勉強会にお邪魔しております。

Interdisciplinary Study Club Tokyo 西堀歯科勉強会




1本目の論文は、欧州インプラント学会内のインプラント周囲炎をリサーチしているグループによる論文で、軽度のインプラント周囲炎に罹った場合に有効な治療法を検証していました。

2本目は重度に進行しているインプラント周囲炎に対して、非外科的に行う治療の有効性を検証していました。

それぞれの論文の結果は妥当なもので、過去の知見を裏付ける内容でした。

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欧米で近年報告されている歯周病研究分野の論文によると、インプラントのデザインによっては、ある年月を過ぎると非常に高い確率でインプラントの周囲に炎症が起きてくる事が警告されておりますが、その報告と同時に、歯周病専門医の間においてインプラント周囲に起きる炎症への様々な治療アプローチも検討されております。

西堀歯科勉強会での抄読会もまた、欧米の歯周病専門家らにひけをとらずにインプラント周囲炎に対しての研究や治療法の検討に対して報告されている論文をくまなく抄読しています。

今回の抄読会のディスカッションを通して感じたのは、インプラント周囲炎における治療法のコンセンサスがそろそろこの会の中で確立しつつあるのかなと思いました。

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