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どのような歯科治療にも治療根拠はあります。

しかし、治療根拠には科学的なものを採用しましょうと、EBMの導入が推奨されています。

歯を削って被せる治療である補綴治療などは、科学的な論文が数少なかったため先人たちの臨床経験による治療根拠が多く、科学的にアプローチされ始めたのはごく最近のことです。

審美インプラント治療においても、先人たちの臨床経験から導きだされた歯と歯肉をマネージメントするセオリーは多数ありますが、科学的には解明されていませんでした。
 

socket-preservation.jpg2012年7月20日は、そんな審美インプラント治療の常識を科学的に検証した論文を抄読しました。


コーンビームCTデータを基に、上あごの歯498本の骨の厚みを統計的手法を用いて調べた論文でした。

ほとんどの人において前歯の骨は薄く、即時インプラント治療やフラップレス治療を行ったところで、骨の温存が難しいという見解でした。
 
インプラント治療の第一人者である著者らは、審美性が要求されるインプラント治療では、抜歯後数週待って骨造成治療を併用する治療法こそが、歯肉の審美性を獲得できる予知性の高い治療法であると考察していました。

これまで審美インプラント治療の常識とされていた、骨を温存するための抜歯即時インプラントや、歯を抜いた際に骨を保存する治療などには、予知性が無かったようです。
 
昨日の常識が今日の非常識・・
 
われわれの知識は、こまめなアップデートが大切ですね。
 
目黒区、世田谷区、大田区、東急東横線、大井町線、田園都市線沿線にお住まいの方で、審美インプラント治療をお探しの方は、自由が丘駅徒歩3分で通いやすい歯周病専門医にご相談ください。
 
 
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いきなりショッキングな話ですが、咬み合わせ(咬合)治療が原因の歯科医療訴訟が頻発していることをご存知でしょうか?

医療訴訟を受け持つ弁護士さんからお聞きしたのですが、東京都における近年の歯科医療訴訟のほとんどが、インプラント治療と咬み合わせ治療でのトラブルだそうです。

私は1994年に咬み合わせ(噛みあわせ)治療の権威であった保母須弥也先生の下で、咬み合わせ治療の方法を学びましたが、1年にわたる研修の最期に「顎の関節を意識したおおよその治療指針はあったものの、科学的に明確な治療法が咬合治療には見つからなかった」と保母先生は明言されました。

そのことを踏まえた上で、咬み合わせ治療で一番重要なことは、何時でも初診の状態に戻れる治療であるとも教わりました。(可逆的な治療)

欧米の歯科治療を調べても、削らない咬み合わせ治療が標準的なようです。(注:Evidenceの無い咬合治療研究自体が欧米では衰退したと聞きます。)

現に某咬み合わせ学会では、学会名に「咬合」と入るがゆえに欧米で著名な先生方からの講演依頼をことごとく断られた結果、「あご学会」と言う英表記を「臨床医の集う会」と表記変更したいきさつがあるほど、欧米では否定されている学問のようです。

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某咬み合わせ学会を立ち上げられた保母先生に咬み合わせ治療の限界をご教示頂いて以降、咬み合わせに問題を起こさない歯科治療を採用した結果、20年の臨床生活でかみ合わせの問題はノートラブルです。

顎関節治療において咬み合わせと顎関節症の関連を指摘する古い考えの先生もいますが、顎関節症と咬合の関連性は科学的に解明されておらず、当院では顎関節治療のアプローチはADA(米国歯科医師会)のプロトコールにのっとって可逆的な治療を行っております。

ADA:American Dental Association
Facial Pain(TMJ/TMD)

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いまや世界中で普及しているインプラント治療ですが、私が歯科医師となった1992年当時に日本で主流だったインプラント治療は、オッセオインテグレーションタイプのインプラントではなく、Dr.Lincowが開発したブレードタイプのインプラントでした。

ブレードタイプのインプラントは、なかなか骨結合が得られず、患者さんと歯科医師の間に様々なトラブルを生み訴訟も少なくなかったことから、日本の臨床医のほとんどが、2002年頃まではインプラント治療に否定的になっていました。

対して、欧米ではブレードタイプのインプラントに替って、Branemark教授の開発したオッセオインテグレーションタイプのインプラント治療が普及してきていました。

その頃に欧米で インプラント治療を学び、日本に帰国された先生方たちがケースを慎重に選び、プロトコールどおりの治療を始めた結果、現在のオッセオインテグレーションタイプインプラントの普及へと結びついたのです。

ペンシルバニア大学歯周補綴科でブローネンマルクインプラント治療を学び、1989年から現在までインプラント治療を続ける西堀 雅一先生も、オッセオインテグレーションタイプインプラント治療のパイオニアのお一人です。

毎週金曜日は、American Board of PeriodontologyのMemberである西堀 雅一 先生の院内勉強会にお邪魔しております。

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2012年7月13日は西堀 雅一 先生による症例検討会で、90年代から今現在に亘って機能しつづけるインプラント治療の長期経過症例を全部で8ケース見せていただきました。

正確な診断と巧みな治療技術、そして長期に渉るフォローアップの数々。

患者さん個々の環境によりインプラント治療がどのような経過を示すのか、また患者さんのライフスタイルに併せたフォローアップをどのようにすべきか。どのケースも大変貴重なプレゼンテーションでした。

長期に亘って経過を追い続けられてきた観点から、歯周病専門医が行うインプラント治療で重要な事をご教示くださいました。

明日からの歯周病の治療および 歯科インプラント臨床に役立たせていただきます!

目黒区、世田谷区、大田区、東横線、大井町線、田園都市線沿線にお住まいの方でインプラント治療でお悩みの方は、自由が丘駅から徒歩3分で通いやすい歯周病専門医まで、お気軽にご相談ください。

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歯を守ることを使命とする歯周病専門医は、差し歯治療においても細心の注意を払って治療にあたっております。

我々が拝見する歯周病の患者さんの中には、医原性の歯周病を目にする機会が少なからずあります。

差し歯治療に伴い神経を抜いた歯では、術者の知識不足による治療法から歯根が破折してしまい、歯周病になる場合があるのです。

なぜならば、過去の研究では、ダウエルコア・システムが根管治療歯の強度を上げるわけではなく、むしろ弱めることが示されていますし、神経を抜いた歯は血管からの栄養補給が遮断され、経年的に劣化するために破折しやすくなる事も明らかだからです。

ですから歯周病専門医が差し歯治療を行う場合には歯根破折が起きないような歯の補強を心がけています。

毎週金曜日は、American Board of PeriodontologyのMemberである西堀 雅一 先生の院内勉強会にお邪魔しております。
J Prothodont 2011

経年劣化から破折しやすくなるのを防ぐにはどうすれば良いのか?

どのような材料をいかに用いると適正な応力分布が図られ、継続的に良好な治療予後が得られる方法を示唆した論文でした。

過去に読んだ論文の結果も踏まえて、明日からの臨床に早速役立てます。

目黒区、世田谷区、大田区、東横線、大井町線、田園都市線沿線にお住まいの方で歯周病治療にお悩みの方は、自由が丘駅から徒歩3分で通いやすい歯周病専門医まで、お気軽にご相談ください。

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