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過去のブログで何度もお話していますように、歯周病で奥歯を失ったままにしていると歯の病的移動が起こり、前歯が突出してきます。

この場合の治療は歯科医の持つ技術によって、治療法に差が生じてきます。

1. 突出した歯の神経を抜いて差し歯+固定を兼ねた義歯もしくはインプラント治療

2. 突出した歯を全部抜いて入れ歯もしくはインプラント治療

3. 突出した歯を矯正で後ろに戻して入れ歯もしくはインプラント治療

一般歯科、インプラント歯科、様々な技術を包括して治療する歯科のそれぞれで治療に差があります。
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2012年06月22日は中野区東中野で開業されている歯周病専門医 篠田 純先生の症例報告を拝聴してきました。

毎週金曜日は、American Board of PeriodontologyのMemberである西堀 雅一 先生の院内勉強会にお邪魔しております。

篠田先生は歯周病専門医でありながら矯正治療にも精通されています。

今回の症例も、高度な歯周病治療で歯を残し、矯正治療を行って、前方突出した歯と骨の形態を改善した後、歯が無いところをインプラント治療で歯を補って、咬み合わせを回復されていました。

歯を削ることも、神経を抜くことも、歯を抜くこともない見事な治療でしたが、その内容は、歯周治療、矯正治療、インプラント治療のすべてにおいて高度な治療を駆使し、綺麗な歯並びを回復させるとても革新的な治療でした。

と言うのも、このような重度の歯周病で前方に突出した歯の整直を図って補綴治療で回復させる高度な歯周病治療を行う第一人者として、ペンシルバニア大学のM. Amsterdam先生が有名なのですが、西堀雅一先生はM Amsterdam先生の下で歯周補綴学を学び、篠田純先生は西堀雅一先生から歯周補綴治療の手ほどきをお受けになっています。

M Amsterdam先生の歯周補綴治療の基本を取り入れつつ、インプラント治療を介入させた篠田先生の歯周病治療法は、残した歯を削らずに温存する21世紀型の歯周補綴治療とも言えるでしょう。

目黒区、世田谷区、大田区、東横線、大井町線、田園都市線沿線にお住まいの方で歯周病治療にお悩みの方は、自由が丘駅から徒歩3分で通いやすい歯周病専門医まで、お気軽にご相談ください。

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インプラントが歯科臨床でメジャーになって10年余りの月日が過ぎつつありますが、インプラント治療に関するガイドラインは、日本歯周病学会以外の学会からは出ていません。

そのような状況を考えると、日本は今やインプラント治療後進国となってしまった感があり、それを裏付けるかのごとく、最近インプラントのトラブルが多数報告されはじめています。

中でもインプラント周囲の骨欠損を伴うインプラント周囲炎は、かなりの確率で発生しているそうです。

アメリカでは、インプラント周囲炎の治療は、歯周病専門医が担当することが推奨されておりますので、日本においてもインプラント周囲炎の治療は歯周病専門医にお任せすることをおすすめします。

2012年06月15日はインプラント周囲炎に再生療法を行った臨床経過のレポートを抄読しました。

毎週金曜日は、American Board of PeriodontologyのMemberである西堀 雅一先生の院内勉強会にお邪魔しております。

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38名の患者さんのお口の中、51箇所に存在したインプラント周囲炎に対し外科的再生治療を施し治療後3-7.5年経過を追跡した論文でした。

結果は、平均5.1-5.4mmのプロービング深さが改善し、平均3.0-3.75mmの骨吸収が改善したそうです。

著者らの過去の研究によれば、インプラント周囲炎に罹患したインプラントを除去後に、新たなインプラントを再埋入する治療は予後が悪かったそうです。

今回の追跡調査で得られた良好な予後をふまえると、インプラント周囲炎には、再生療法の方が望ましいとコメントしていました。

とは言え、インプラント周囲炎は、インプラントの種類によっても病態が違いますし、治療方法も変わってきますので、かなり高度な治療です。

インプラントのトラブル治療の第一人者である著者は、アメリカ歯周病学会の認定専門医でもあり、インプラント周囲の再生療法を行うには、歯の再生療法に精通している歯周病専門医の下での治療を推奨していました。

インプラントバブルが崩壊した歯科業界では、とにかくインプラント周囲炎の話題で、もちきりです。

それに伴い、web上でもインプラント周囲炎の治療を謳う歯科が増えていますが、EBDに沿って治療を行っている歯科医院は、ごくわずかみたいです。

自由が丘 田川歯科は、EBMに基づく診断の下、インプラント周囲炎の科学的な治療に対応可能な歯科医院です。

目黒区、世田谷区、大田区、東横線、大井町線、田園都市線沿線にお住まいの方で インプラント周囲炎の治療でお悩みの方は、自由が丘駅から徒歩3分で通いやすい歯周病専門医まで、お気軽にご相談ください。

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田川歯科のブログは、科学的根拠に基づく歯科情報をお届けすることを大前提としております。

とは言うもの、難しい学術論文の内容を解りやすく説明するために、いつも苦心しております。

その成果があってでしょうか、Webサイトをご覧になって来院される患者さんには、ブログの内容が判り易かった!とお褒めの言葉を頂戴することが多いです。

さて、今日のブログは自由が丘に移転して来てお受けするご相談のNo.1についてです。

「この歯は歯周病が進行してますね。歯を抜いて、インプラントにしましょう・・と別の歯医者で言われたのですが、痛みもないし、普通に咬めるのだけれどもこの歯って本当に抜くしかないのですか?」

抜歯宣告されたという歯の診査依頼の相談が1番多いです。

ちなみに2番目に多いご相談は「痛くも無い歯の神経を抜く。」3番目 に多いご相談は 、「咬み合わせ治療が必要と言われ何ともない歯を削られた。」


神経を抜く診断基準や咬合治療の見解は今回は割愛させていただき、今日のブログでは歯周病の場合での歯周病専門医の抜歯判断基準について書かせていただきます。

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様々な判断基準があるものの、歯周病専門医の場合は、歯周病が進行した歯に対しても最大限に歯を保存するような治療技術を身に付けております。

ですから極力歯を残すように治療を進めるのですが、様々な治療を試みた結果、歯の周囲組織の機能が後退してしまっている歯に対しては、さすがに抜歯の選択を考えざるをえません。

治療後に歯の周囲組織が機能不全となるか否かの判断と予後について、歯周病学分野では古くから議論されています。


また近年はインプラントの普及に伴い戦略的に歯を抜くという考えもあります。


しかし、この手の論文はその根拠が欠けるものが多く、抜歯の判断は歯科医師の技量を踏まえた治療方針に左右される事になります。

ですから当院では、先ずは抜歯を回避する治療に専念し、その結果を踏まえた上で抜歯の最終判断を患者さんにゆだねて、その先の治療を進めています。

田川歯科での理想のインフォームド・コンセントはそうであると考えているからです。

病気の状況説明や診断の基準、そして治療の予後についても、患者さんに判り易くお話するように努め、患者さんが本当に受けたい治療法を選択していただく。 それが究極の歯科治療の形ではないのでしょうか?

目黒区、世田谷区、大田区、東横線、大井町線、田園都市線沿線にお住まいの方で抜歯を宣告されてお悩みの方は、自由が丘駅から徒歩3分で通いやすい歯周病専門医まで、お気軽にご相談ください。

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歯周病治療の最新治療と正しい知識



インプラントは虫歯にならないから歯より強いんじゃないですか?

最近患者さんからこんな質問を受ける事があります。

チタン素材で構成されるインプラントは、確かに虫歯にはなりません。

ただし、インプラントは骨に直接埋め込む治療なので、インプラント周囲の歯肉や骨には炎症を引き起こしやすいです。

炎症が起きた状態をインプラント周囲炎と言い、歯周病学分野の中で、近年注目している病気のひとつです

インプラント周囲炎になる条件には実に多くの要因があり、それらを熟知してインプラント治療を行う歯科医は日本はおろか世界的にも少ないと言えるほどまだまだ未知の分野です。

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2012年5月31日はシアトルで開業されている
Ken Akimoto先生によるインプラント歯周炎の実際と対応方法についてのクローズドセミナーがISCTでありました。



Ken Akimoto先生は、Dr.Wilsonが2009年に発表したインプラント周囲炎の一要因をクローズアップしながら、インプラント周囲炎の実状と対応方法をお話してくださいました。

Ken Akimoto先生も冒頭でお話しされていましたが、歯周病専門医が行うインプラント症例ではインプラントでのトラブルを経験することが無く、インプラント周囲炎を目の辺りにすることが非常に少ないです。

ですから、今回のセミナーのためにKen Akimoto先生が集めてくださったインプラント周囲炎の資料は、大変貴重なものでした。

ISCTの勉強会でも、インプラントに起こるトラブルについて様々な文献を2004年より抄読してきておりますし、私自身も100本近くの論文を読みこんではいるものの、アメリカで起きているインプラント周囲炎の実情を見せていただく機会に恵まれたのは幸いでした。

このようなトラブルが起きる原因も明確にお話しくださいましたし、その際の対応もはっきりとご教示いただき、非常に有意義なお話をうかがえてよかったです。

これでまたひとつ、歯周病専門医としての私の得意分野が増えた気がします。

Ken Akimoto先生。本当にありがとうございました!

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