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美容ばかりでなく健康に気遣う意識も、男女間には差があったというお話です。

米国の疾病管理予防センター(CDC)の調査によると、とかく医者を敬遠しがちな男性に比べ、女性は日頃から定期的な検診を受け、病気やケガなどの症状を感じるとすぐに医者にかかる予定を入れる傾向がある事が判りました。

最近、Journal of Periodontologyに掲載された調査においても、女性は歯や歯肉の健康維持を積極的に行っているという興味深い報告があります。

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 2011年4月のJournal of Periodontologyに掲載されたその研究によると、女性グループは、年に約2回の歯科検診を受診している傾向があることが判ったばかりか、推奨された治療を行うためにすぐにスケジュールを組む傾向がある事も判りました。

意識ばかりではなく実際に女性グループのお口の中を診ても、プラークの付着率、歯石の沈着や歯肉からの出血などの歯肉の健康状態を示す診断マーカーの全てが低い値を示しており、健康的な歯肉状態が維持されていたことも示されました。女性は口腔内の健康維持に何が必要かを理解しており、積極的に歯科医院に通っているとその研究は示唆しています。

研究は800名を超す18-19歳の若年者で行われ、歯の知識、歯への関心、口の中の健康を維持する上での実際の行動などに関してアンケート記入方式で答えるのと同時に、歯科検診によって歯肉の状態を評価したものでした。

歯周病は、歯周囲の支持組織や歯肉組織に影響を及ぼす慢性の炎症疾患です。

歯肉の病気を治療せずに放置することは、歯を失うことに繋がります。 そればかりか、これまでの研究調査によると、歯肉の病気は糖尿病、心臓疾患、慢性関節リウマチなどの慢性の炎症疾患に関連することも多数報告されています。

CaliforniaのFullertonで開業するAmerican Academy of Periodontology会長のDonald S. Clem先生は、

「歯周囲の健康を維持する事は、男女を問わず万人において重要な事であり、歯の周囲の健康は、その方の身体の健康状態にも影響し、歯と歯肉の健康を確実にキープすることは大変重要な事である事が解ってきました。歯肉が健康を失うと身体の健康も失うことになるでしょう。」と話します。

またDr. Clemは歯周病を防ぐために日頃の口の中のお手入れの重要性を強調した上で、

「フロッシングを含めたブラッシングによる歯周病のケアを日々行い、また包括的な歯周病診査を毎年受診する事は非常に重要な事であると思わなくてはいけないでしょう。」

とアドバイスしています。

特に包括的な歯周診査を行う歯周病 専門医による正確な診断や治療が、確実に歯肉の健康を守ることにつながると結んでいました。

Source: The American Academy of Periodontology 

Gender differences in gingivitis relate to interaction of oral health behaviors in young people

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2010年。190万人もの成人が新たに糖尿病と診断されました。

歯肉の健康は、糖尿病の状態に影響するので、糖尿病もしくは糖尿病予備軍の方は、早めに歯周病の診査と治療を受けるべきだと、メルボルンの開業医であるDr. Lee Sheldonは警告しています。

と言うのも糖尿病の患者さんは、歯が抜けるほどの歯周囲の骨が溶ける歯周病に罹りやすい傾向が数年前から判ってきたからなのです。尚且つ重度の糖尿病であればあるほど、重度の歯周病に罹ることも判りました。

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糖尿病のグループを調査した2つの研究によると、糖尿病の無い患者グループに比べて、糖尿病患者グループでは、なんと3~11倍も、歯の周囲で骨が吸収していたことが確認されたのです。

骨の維持には、新生骨を作る骨芽細胞と古い骨を吸収する破骨細胞の2つが関与することが知られていますが、高血糖によって骨芽細胞の生成が抑制されてしまい、歯周囲の骨が喪失する原因のひとつとなってしまうようです。また高血糖の状態は、歯肉と骨の回復能力を阻んでしまうのだそうです。

全身の健康状態と歯周病との間には明らかな関連があり、重度の歯周病を伴う糖尿病 患者は、健常者に比べて心臓病による死亡率が3倍、腎臓病による死亡率は8倍にもなるとの事。

ところが逆の関連も同様に認められており、歯周病の状態が良好にコントロールされている糖尿病 患者さんは、健康状態も良くなったそうです。

1型、2型糖尿病 患者における歯周病 治療の有効性を研究した報告によると、外科治療を伴わないシンプルな歯周病 治療を受けただけでも、HbA1cの値が10%も改善したと報告されています。

これらの結果に興味を持たれた方は、歯周病 専門医のもとで、歯周ポケット検査、レントゲン検査、歯の動揺検査、歯肉の出血検査、歯肉の排膿検査やその他必要に応じた総合的な歯肉の診査を受診し歯肉の状態を評価されてください。

もしもそこで、歯周病と診断されたならば、次のステップとして治療を受けることになります。

ほとんどの場合は、歯肉の中にある歯石の除去が初めに行われます。その後は、重症であるほど治療の回数が増えて行きます。

通常は治療後も3ヵ月毎のクリーニングと注意深い経過観察を続ける事が必要になります。

歯肉の奥深くに病態が存在し、非外科の治療では改善がない場合には、骨の回復を助長するために病態へアクセスすることを目的とした外科的アプローチが選択されることもあるでしょう。

あなたの歯を守るばかりでなく命を守るためにも、歯周病の早期発見、早期治療を心がけてください

(Jul 24, 2011.,  FLORIDA TODAY.Com

 Written by Dr. Lee Sheldon practices dental implant and periodontal therapy in Melbourne.)

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