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歯科コーンビームCTは硬組織(骨や歯)の解剖学的な形態を見るのには適しているのでしょうが、細部まで診る事は難しいとも言われています。

骨に関しての解剖学的な状態や歯の根っこの本数や形態は良く見えるでしょう。

しかし何か見つかった時に、歯の細部チェックを求める時に歯科医師は、結局従来の歯科レントゲン撮影を撮り直すのでは無いかと思います。

そう考えると、歯科治療において、CT撮影を行う状況と言うのは、歯科インプラントを安全に埋入するための治療前診査において、治療術野の解剖学的形態を診査する時や、親知らずなどが骨の中の神経や血管などと近接しているか?

そのような解剖学的位置関係の診査で使用するのが日常の利用法だと思います。

本当にそれ以外の使用用途は無いのでしょうか?

考えられるのは撮影の規格性を活かした歯科インプラントの術後経過を知るくらいでしょうか?

しかしその妥当性はどうでしょう?

治療後経過を知りたくて、撮っているとしたら歯科医師の行う治療が完全では無かった・・もしくは治療後の予知性を考えていない歯科治療と言えるのでは無いでしょうか?

歯科治療後の予測が欠けている研究目的である事を、患者さんにインフォームドコンセントする上でのCT撮影であれば良いですが、医療被曝の益と害は、医療従事者がX線傷害を患者さんに行うという実があっての話ですから、リスク&ベネフィットはよくよく考えなければいけません・・
難しい問題です。

そもそも放射線の利用をずさんにする事は、歯科医療における社会的信用の失墜につながります。

世界唯一の被爆国である日本では、放射線被曝に対して慎重になるのは当然だと思います。


大学の授業でもそう学びましたし、良識ある歯科医師は皆そう考えるはずです。

歯科治療に伴うCT撮影の妥当性は今後も充分に議論されるべきだと思います。
 

インプラント画像診断について

http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0060/5/0060_G0000198_CQ.html

【関連するブログ記事】

歯科治療に伴うCT撮影の妥当性(前編)

田川歯科のつれづれなるままに


昨年は実に色んな所を旅しましたが、感慨深い旅は、11月のCaliforniaでした。

渡米のテーマは「旧友との再会」です。

1996年から仕事を組んでいますGnatohos Japanの野村さんとの会話の中で、野村さんの技工士学校時代の同級生の清水さんと言う方がサーフィン好きが嵩じてCaliforniaで技工所を開設したと言う話になりました。

その清水さんと私は、私の旧知の仲のサーファー川上氏と友人を介して一度サーフトリップに出かけた事があり、その特徴から野村さんの友人である清水さんでは無いか?と言う事が3年前に話題になり、3年越しの「旧友との再会」の旅となったわけなのです。

とは言え、地球は広大です。

しかも清水姓は多いですから、がっかりしないよう観光も兼ねましょうと、半信半疑で羽田からCalifornia行きの飛行機へと乗り込みました。

LAXに迎えに来てくれていた川上氏の車で一路、清水さんが待つトーランスの街へ向かいました。

34年ぶりの再会を前に、共通の知人か否かの期待と不安が拡がります。

結果は・・・

見事に野村さんの知る清水さんだったのでした!!

dt_shimizu.jpgNational Ceramics inc.

National Ceramic dental lab.

17929s.Western AVE.,Gardena,CA.

その後はせき止めていた川が流れるように二人の会話は、34年前にタイムスリップしていました。

あの頃の思い、仲間、家族、仕事。。。

34年間別の場所で別の道を歩いていた二人でしたが、「志」は一緒でした。

そんな二人に触発されてか、私も一本の電話を入れました・・

ここCaliforniaは、「愛光学園ラグビー部」の後輩、清水藤太 君が居る街だったからです。

翌日の夕方、あの頃の部活の後のような気分で、清水と西に沈む太陽を眺めました。

sunset.jpgそして我らの「志」であるわれらの信条を確認しあったのでした。

この広い世界を歩む上で、こんなに大切で大きな指針は無いようです。


【関連するブログ記事】

田川歯科のつれづれなるままに


当院においてCT撮影を他院に依頼するケースを振り返ると、

インプラント 治療を希望される患者さんの顎骨診査の際に、インプラント を埋めるだけの十分な骨があるか否か?

解剖学的な安全域が保たれているか否か?

それらの診断時に、CT 専門医院にCT撮影の依頼をしております。

と言うのも当院でのインプラント 治療は様々な欠損補綴治療のオプションにしか過ぎず、

インプラント 治療を特化している訳じゃないので、CT撮影の頻度は圧倒的に少ないのです。

しかも、患者さん個々の撮影条件をセットする難しさもありますから、餅は餅屋にと考え、CT撮影は、CT撮影のみに特化した専門医院に依頼しております。

ところが、昨今のweb上で広告をなさっている歯科医院さんのwebを拝見すると、

「当院はCT撮影機がございますので、最先端で安心のインプラント治療を提供出来ております!」

とCT機の導入をアピールされる方が極めて多いのです。

歯科メーカーにおだてられ高い機械を導入して、採算取れるほどの需要があるのだろうかと、平凡な経営感覚の歯医者である私には疑問に思えてなりません・・

コーンビームCT(CBCT)の機械で構成されるレントゲン管球と被照射体とフラットパネルが直線的に結ばれているという図式は、パノラマレントゲンと類似した照射原理にしか見えませんし、そこから生まれるCT画像というのは、2次元データを計算予測値として3次元に構成した画像なのでは無いのでしょうか?

骨の形態などの解剖学的な大まかな診査は可能として、その目的以上の細かな診査は可能では無いでしょう。

(例えば骨造成後の時系列的な骨変化を見ることさえも。)

ちょっと特殊なソフトを使い、使用目的が制限されたこのCBCTなる物を、1台3000万円也と言うお値段で開業医に売りつけるのは、ボッタクリな話だと、私個人で勝手に思い込んでおります。

また、コーン状(円錐状)にレントゲンを照射すると言う事は、必然的に患者さんが浴びる放射線は大きくなり、それだけ大きな放射線量を浴びてしまう。

しきい値を越すわけでも何でも無いとは言え、放射線がもしも人体内で蓄積していくものだとすれば・・コーンビームCTが医科に応用されるのは、放射線被曝の低減につながるものの、歯科で普及する事は、逆に放射線被曝を増加してしまうと言った矛盾が生じるのではと思うのです。

勤務医を過ごした広尾や青山では、欧米諸国の患者さんが多く、彼らは治療内容はもちろんの事、衛生面とレントゲン被曝に関しても我々より数十倍も関心を持たれており、レントゲン撮影時には、そのレントゲン検査の妥当性を患者さんに説明する事が必須でした。

そんな価値観で世の中を見てしまいますと、無料でCT撮影をされている歯科医院もあるこの国の歯科医療の実情には、どうしても違和感を覚えてしまうのです。

しかも今、医科では「CTによる医療放射線被爆から起こる癌の発生率」と言うLancetの記事に端を発し、国内外で医療現場におけるCT撮影の安全性の是非が話題になっています。

日本放射線科専門医会よりの参考引用   
http://www.jcr.or.jp/news140/140_3.html 

日本放射線影響学会よりの参考引用
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jrr/japanese/info/MdExpsr.html


海外癌治療法リファレンスよりの参考引用
http://www.cancerit.jp/xoops/modules/nci_bulletin/index.php?page=article&storyid=367

yahoo検索結果
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%A0%EF%BC%A3%EF%BC%B4+%E5%8E%9F%E7%90%86&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&x=wrt


この手の話は、とても他所では議論できませんので、2011年一発目のブログテーマは、歯科治療に伴うCT撮影の妥当性を自分なりに考えていきたいと思います。

【関連するブログ記事】

歯科治療に伴うCT撮影の妥当性(後編)

田川歯科のつれづれなるままに


新年明けましておめでとうございます。

日本経済のデフレ状態が継続する中、医院内の合理化に努めた結果、2010年は

  1. ガスクロマトフィー式口臭測定器
  2. EBMに裏付けられた確実な歯周病のメインテナンスを行える新しいデバイス
  3. 歯を削る際に不快な音がしない最新の切削器

以上の機材導入に加えて、感染対策強化を達成する事が出来ました。

今年も皆さんの口腔ケアに一役買えますよう日々精進して行きますので、本年もよろしくお願いします。

2011年 正月

田川歯科医院 

院長 田川雅康

 


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